子供の頃、仲良くしてくれた親戚のおばあちゃんが昨日亡くなった。
私の拙い話をいつもにこにこ聞いてくれたっけな。
そう思うと、仏様になったお顔に逢いたくなった。
「顔見に来たよ」と言ったら、おばあちゃんの娘さんたちがとても嬉しそうな顔をしてくれた。
穏やかで、変な表現だけど、幸せそうなお顔で、逢いに来てよかったと思った。
今日のお通夜でのお坊様のお話の中で、「人間は100歳になろうと200歳になろうともっと生きたいと願うものなのです。長生きしてもう充分生きたと思うのは、周りの人たちであって、本人はそうではないのです」というくだりが、妙に心に残った。
絶対と言い切れることは、生まれたら死ぬということ。
おばあちゃんの半分もまだ生きていない私だけど、それでも年々死は身近になっていく。