仕事帰に立ち寄った、コンビニの前で拾った。

きららが死んで2カ月ちょっと。
猫のいない生活は、気持ちのどこかに穴があいたような、でも妙に気軽な感じで。
多分5〜7ヶ月くらい。子猫というには大きく、大人猫というにはひとかさ小さい。
珍しく天気の良かった日だったけど、夕方になればかなり冷え込む。
誰か連れて帰ってと必死でコンビニに出入りする人に纏わりつく姿が哀れだった。
そして何があったのか、左の前足付け根にざっくり切ったような怪我をしてた。
とっさに連れて帰ろう!と思ってしまい、気もそぞろでコンビニで用事を済ませた。
抱き上げてみると、思ったより軽くふわふわしてて、暖かだった。

私がこうやっていきなり子猫を拾ってくることは、過去にもあったので、特に家族も驚きもせず迎え入れてくれた。今は、前からいたような顔で夫と仲良くソファで寛いでいる。
昨日からのきつい冷え込みと雪を見て、おととい出会えてよかったと心から思う。
あのまま誰にも拾ってもらえなかったら、おそらく死んでしまってただろう。
怪我は、子猫で回復が早いのか、徐々に良くなっているように見える。元気で食欲も旺盛。
きっとどこかで飼われていた猫なんだろう。よく肥えてて毛並みも綺麗。
人に全く警戒心がない。
ひょんなことからまた家に猫がやってきたのだけど、自分の気持ちの穴がが穏やかに塞がれたように思う。
自分で無意識にきららを亡くした辛い気持ちに蓋をしていたのかと思い当たる。