仕事でときどき手伝いに行く温泉施設。海に面した露天風呂が売り。
食事の交代で番台に座っていた時、何度も前は通っていたけど、今回初めて来たというお客さんと少しお話した。
元々近辺の町で生まれ育ったけど、他県に嫁いで、実家はもう誰も住んでいないけどお墓はあるので、この時期になると帰郷するそう。
家はあるけど廃屋なんですよ〜と。危ないからそのうち壊さないと、とも。私の近所にもそんな家は何件もある。どんどんお年寄りが増えて、そして空き家が増える…。
妙にさびしい話だなあと思う。これだけは時代先取りだ。
その方も、自分が来れるうちは来ようと思うけどなんて話していて、多分私の親世代なんだろうなと、それもなんだか寂しい気持ちで話を聞いていた。
お盆っていうのは、これまでの縁がどんどん薄くなっていくのを確認する機会なのかなと思う。