田舎の家なもんで、朝誰かが出かけると夜まで玄関のカギは開いている。
常時家に誰かいるしね。
で、此奴がちょくちょく勝手に玄関の戸をあけて外に出ていく。
大抵近くをうろうろして1〜2時間で帰ってくるのだけど、たまに夜になっても戻らない。
もう、そうなると私は青ざめ、落ち着きをなくし、他の家族もなんとなくどんよりしてしまうのだ。過去の経験から、そういうときは何かアクシデントに見舞われているから。
昨日も戻らず、案じていたところ、夜中に鳴き声が!近くだ!
懐中電灯を片手に「わび〜、わび〜」と控えめに呼びながら探す。
ようやく見つけたら、前のお宅の屋根の上から降りられなくなって泣いていた。
夜中の2時半にはどうすることもできず、まあ元気そうなので、後ろ髪を強く引かれながら家に戻る。朝になったら、前のお宅の2階に上がらしてもらおうと思いながら。
もんもん浅い眠りで、5時前に目が開いた。まだ早いかともんもんして、5時半に我慢できなくなり、前のお宅に行った。事情を説明して(実は2度目…)無事連れて帰れた。
怖い思いをしたのか、傍から離れたがらず、にゃんにゃん鳴きまくっていたが、ようやく落ち着いて寝てる。お蔭で、寝不足すぎてバレエのレッスン休んでしまったよ。
でも、今回も無事帰ってきてくれてよかった〜。