保護した子猫を1か月記録した動画を、夜中にパソコンで見ていた。
両目が潰れたようになった悲惨な三毛の子猫だった。
食欲もなく、部屋の隅にうずくまる子猫。
保護主がお医者さんに連れて行って治療してもらうと、徐々に元気になってきた。
数日たつと、ひどかった両目が少しずつ開き始め、それに比例して子猫らしい仕草も見せるようになった。
保護主さんのお宅ではこの子を飼えないため、情が移る前に里親さんを探さないとというコメントが切なくて、数分見てた私のほうが情が移ってしまって泣けてしまうという…。
予想以上の美猫さんに成長して、淡々とした、でも凝った動画が、保護主さんの愛情を感じさせて、益々泣けてしまった。
強運なこの子は、たまたま連絡してきた保護主さんの友人の元に貰われていった。
夜中はいけない。色んな感情が素直にどっと出てしまう。
むか〜し、家で生まれた子猫たちを里子に出した時のことを思い出す。
その中の子猫がまだ里親さんの元で元気にしている。今年20歳になるのだ。