高校に入って、次男が弓道部に入った。
入学説明会にも、入学式にも、玄関で勧誘のビラを配る熱い部活だと思っていたが、まさかそこに入部するとは。
親にとっても、かなり大変な部活で、朝練あるし、晩も遅い。おまけに土日は部活か、なんかの大会。
土日仕事がほとんどの私にとって、大会を見に行くことはほとんど無理だった。
だから、実際に試合を観たことはなかった。本人も積極的に来てほしいと言わなかったし。
インターハイ予選に、逆転で(表現があってるのかどうか…)優勝し、北信越大会に出ることになった。もちろん仕事だし、行く予定はしていなかった。が、1年生の応援バスを出すことになり、席が若干空いているので、父兄で希望があったらどうぞということだった。まだ迷っていたが、次男の「自分ち以外の親はいつも来てる…」という言葉で、急きょ見に行くことにした。幸い仕事もどうにか休めたし。
6月半ばというのに、朝から雨がしとしと。その上寒くて…。
多分最初で最後の観戦なので、張り切ってカメラ持参した。
でも、思うようにいい場所で撮影できず。
付近に植わっていた椛の青葉。清々しい。

弓道場は中庭があるので、緑が綺麗。
まさに神がおわすところ。凛とした空気に圧倒される。
競うというよりも、自分の内面、自信のなさや迷いとの戦い。
ああ、毎日こんな世界にいるんだ…と、素直に感動。
所作も美しい。日本の武道ってこんなに美しいんだ…。
最後の最後に、観に行けてよかった。機会をくれてありがとう。