私の黄昏の赤いスーツの女のイメージは、ズバリこの人。

鮮やかな赤を、お水風にもマダムにもならず、どこかアンニュイで謎多き女の風情で着こなせる。
恋多き女にも一人の男性を生涯思い続ける女にも見える。
淑女にもコールガールにも。


言葉は言い切ったら色気がない。「…」含みを持たせるような余韻が、女には必要なんだろう。
竹を割ったような性格と言われる私にゃ無理だな。本当は割った竹から、餅が出てきたりするんだけど。